「協会名称の由来」
「ノンヒューマン・パーソンズ」(non-human persons)という考え方があります。
直訳すると「人類ではない人」。2013年、インドの環境森林相がイルカに固有の権利を認めた際に使用した言葉で、生物学的な人間ではない動物でも、法的に人間と同格の権利を有するという考え方です。
日本にも、1995年、奄美大島に生息する動物たちを原告に含め提起された訴訟として注目された「アマミノクロウサギ訴訟」があります。結果、動物たちに原告適格は認められませんでしたが、判決文には、「原告らの提起した『自然の権利』……という観念は、 人(自然人)及び法人の個人的利益の救済を念頭に置いた従来の現行法の枠組みのままで今後もよいのかどうかという極めて困難で、かつ、避けては通れない問題を我々に提起したということができる」との記載があります。
人間でないことは、人間が有する全ての権利を認めない理由にはなり得ますが、物と同等に扱ってよい理由にはならないはずです。生き物は「命」であり、それを「物」として捉えることに対する違和感は、誰しもが有する感覚であると思います。
法的人格を動物に認めようという動きは、世界中でも広がりつつあり、日本の従来の法律も、時代に合わせて変わっていくべきであると考えます。
「アニマルパーソンズ」という名前には、「ノンヒューマン・パーソンズ」から着想を得て、人間以外の生き物にも人間に近い権利が与えられる社会にしたいという我々の想いが込められています。
協会概要
名称 | 一般社団法人アニマルパーソンズ |
設立 | 2024年6月3日 |
代表理事 | 田代 純一 |
理事 | 佐藤 塁 |
理事 | 寺垣 俊介 |
執行理事 | 尾又 比呂人 |
執行理事 | 毛利 朱李 |
執行理事 | 古川 和積 |
執行理事 | 伊東 和樹 |
広報担当 | 鈴木 彩香 |
所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目5−22 キムラヤビル7階 |
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