避妊手術中に愛猫が亡くなり、病院の説明・対応に疑問を抱いた事案
九州地方にお住いのK夫妻は、愛猫のあんずちゃん(メス)の避妊手術のため、令和7年2月、午前9時にかかりつけ動物病院の手術予約を入れていました。
しかし、当日朝7時頃、あんずちゃんに発情期のような行動が見られたため、Kさんは手術は難しいのではと考え、朝食を与えた上で病院に連絡しました。病院側からは、「発情期でも手術は可能」「朝ご飯を食べていても問題ない」「大丈夫なので連れてきてください」との返答があり、Kさんは予定どおりあんずちゃんを預けることにしました。
当日、奥様はあんずちゃんを病院に連れて行ったところ、手術に関し、特に詳しい説明はなく、受付の女性に「麻酔をしますので同意書にサインしてください」と言われたのみで、あんずちゃんを預けて帰宅しました。
ところが、預けてから1時間も経たないうちに、病院から「全身麻酔中に心肺停止になった」との連絡がありました。
慌てて駆けつけたK夫妻に告げられたのは、すでにあんずちゃんが亡くなってしまったという悲しい知らせでした。
翌日、病院を訪れて事情を尋ねましたが、「朝食は関係ない」「麻酔は少量だった」「このくらいの年齢の猫には術前検査はしない」という簡単な説明だけで、以降病院からの連絡も謝罪もありませんでした。
信頼して預けた病院で突然命を失ったことに、ご夫妻は深い悲しみと憤りを抱いておられます。二度と同じようなことが繰り返されないよう、事実を明らかにし、動物医療の在り方を見つめ直すことが必要だと強く感じておられます。
私たちは、Kさんご夫妻の想いを真摯に受け止め、本件について誠実に向き合い、交渉を進めてまいります。

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