活動報告① タンクくん

手術中に急変し亡くなった愛犬について、十分な説明も謝罪もなされなかった事案

関西在住のNさんは、大切な家族である愛犬タンクくんと日々を共に過ごしてきました。令和6年2月26日、Nさんはタンクくんの去勢手術と軟口蓋切除手術を受けさせるため、かかりつけの動物病院に依頼をしました。

担当獣医師からは、「麻酔による事故が稀に起こることもあるが、どちらも簡単な手術です」との説明を受け、Nさんは同意書に署名しました。

そして令和6年3月4日午前11時頃、Nさんはタンクくんを病院に預け、いったん帰宅しました。しかしそのわずか1時間半後、病院から「容態が急変した」との連絡が入りました。急いで駆けつけたNさんの前には、すでに10分以上も心臓マッサージが続けられているタンクくんの姿がありました。

Nさんは、これ以上の蘇生は難しいと判断し、心肺蘇生を止めるよう伝えました。こうして、まだ若く、手術当日だったタンクくんは、そのまま息を引き取りました。

その後、Nさんは診察室に通され、担当獣医師からは「口が開きにくく、無理に開けたら心停止しました」とだけ説明されました。以降、病院側から謝罪や説明の連絡は一切なく、Nさんとの間に連絡が取られることもありませんでした。

信頼して預けた病院で突然の別れを迎えることになったNさんの悲しみは深く、なぜこんなことが起こったのか、答えのないまま時だけが過ぎています。

命を預かる動物医療の現場で、説明も謝罪もないまま飼い主が苦しみを抱えるような状況は、決して繰り返されてはなりません。私たちは、同様の悲劇を防ぐために、動物医療の在り方に問いを投げかけ、事実を明らかにしたうえで交渉を進めてまいります。

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