活動報告① リリーちゃん

ペットの訪問医療を依頼。獣医師に暴れるペットを抑えるよう言われ
洗濯ネットに入れタオルで抑えたところ、ペットが死亡した事案

Tさんは、東京に住む男性です。令和6年10月8日、Tさんは、8歳のロシアンブルーの女の子である「リリー」の診察を、往診専門の動物病院に予約しました。リリーちゃんの巻き爪の処置と、リリーちゃんは心臓病を持っていたので健康診断を兼ねた診察も行うためでした。

Tさんのお話によれば、事実の経過は次の内容です。

Tさんは予約を行う際に、リリーちゃんが5年前に心臓病の診断を受けたこと、普段は非常に憶病な性格で動物病院にトラウマを持っていること、飼い主のTさんが利き手を怪我しており動物病院に連れて行けず困っていることを伝えました。

令和6年10月15日、獣医師がTさんの家に訪れた際に、リリーちゃんが心臓の持病があることを再度伝えました。獣医師は、診療のために、リリーちゃんを抱いて椅子に座るようにTさんに指示しましたが、Tさんは怪我をしている利き手をうまく使えず、リリーちゃんは嫌がって逃げてしまいました。

その後、獣医師は診療ができるよう、落ち着かないリリーちゃんを洗濯ネットに入れ、タオルケットで全身を覆うようにTさんに指示しました。獣医師は、加えてリリーちゃんの体等を抑えるようにTさんに指示したので、Tさんは獣医師の言われたとおりに従いました。

しかし、その後、リリーちゃんは心肺停止状態になり、獣医師が心臓マッサージを試みましたが、リリーちゃんは死亡してしまいました。Tさんは、プロである獣医師に往診を依頼したにもかかわらず、このような形で突然リリーちゃんが息を引き取ったことについて、悔しさと悲しさで涙が止まりませんでした。

Tさんは獣医師とお話をしましたが、Tさんの事実の認識と、獣医師の事実の認識は異なるもので、お話合いでは解決が難しい状態でした。Tさんは、今回の件について獣医師と向き合い、事実関係を明らかにしたい、また、今後このような運命をたどる猫ちゃんや飼い主様が現れぬよう、本件についてしっかりと向き合いたいと思われました。我々は、Tさんの想いを受け、獣医師との交渉をお手伝いさせて頂くことになりました。

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