活動報告① Nちゃん

併用薬による愛犬の体調悪化と病院の対応不足の事案

埼玉県に住むFさんは、愛犬Nちゃんの健康に気を配りながら、大切に育ててきました。

令和6年11月、尾の骨折の疑いでかかりつけの病院を受診した際、Nちゃんには鎮痛薬(以下「薬①」といいます)が処方されました。その後、食物によるアレルギー反応のような症状が見られたため、再度同じ病院を受診し、今度はステロイド薬(以下「薬②」)が処方されました。

Fさんは、Nちゃんの体調が良くなることを願い、指示通りに投薬を行いました。しかしその後、Nちゃんは急激に体調を崩し、夜間救急を含む複数の病院を受診する事態となりました。

その後も入退院を繰り返しましたが、Nちゃんは、今もなお継続的な通院と治療が必要な状態です。
後に分かったことですが、薬①と薬②には併用禁忌の注意があり、薬①の添付文書には、薬②のようなステロイド薬との併用は避けるよう明記されていました。にもかかわらず、処方時にその説明は一切なく、Fさんは知らぬまま両方の薬を投与することとなったのです。

当初、病院側は今回の件でFさんが支出した治療費をすべて負担する意向を示し、途中まで治療費を負担していましたが、その後、弁護士が介入すると、突然「薬の飲み合わせが原因であると立証されなければ負担できない」と主張を変えました。Fさんはその対応に深く落胆しながらも、Nちゃんを救うため、懸命に治療を続けるしかありませんでした。

命を預かる立場であるはずの動物病院が、このような形で飼い主と動物を追い詰めるような状況は、決して見過ごされるべきではありません。私たちは、Nちゃんを我が子のように大事に思うFさんの想いを受け、事実を明らかにし、交渉を進めてまいります。

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